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2024年04月24日

年金65歳まで納付? 厚労省 効果試算

【年金保険料は何歳まで納めるの?】

24/04/11厚生労働省が、自営業者が加入する「国民年金の保険料納付期間」を
今の「60歳まで(40年間)」から「65歳まで(45年間)」
への延長を検討していると発表した。

【納付負担額はいくらに増えるの?】

国民年金の納付は、年間約20万円。
それが5年延長されるから100万円の増額になる。

【じゃあどうする?】

延長されても働かなければ払えないよ。
人生100年時代!働けるうちは自分でお金を稼いで、
年金も納めましょう。ってことなんだろう。
(国が持ってる年金の財源も減っているし。)

このままいったら、定年の年齢が伸びていき、僕らが定年を迎える頃
には70歳まで現役!なんて時代がくるかもしれない。
いや、くるだろう。

ただ寿命が延びたとて、日本人の「健康」寿命は、男性72歳、女性75歳

65歳まで働いたら、残りの健康な期間は 7年(女性は10年)
70歳まで働いたら、残りの健康な期間は 2年(女性は5年)

定年後の残りの年数を見てどう感じるだろうか?

「やりがいを求め仕事を頑張る!」
「定年後は仕事を辞めて家族とゆったりすごしたい。」

この辺りのワークライフバランスをしっかり考えて、判断することが必要かなと思う。
僕は仕事を辞めて、ゆっくりしたいと考えてます。


【会社員の年金保険料はどうなるの?】

あと気になるのが、会社員が払っている厚生年金の中に含まれている国民年金。
これも45年間満額になるのかな? なるんだろうね。
そうなったらサラリーマンも20歳から65歳まで45年働き続ける必要が出てくる。
満額欲しけりゃ不足分は65歳過ぎても働きなさい!ってことになるのか?
今回の検討は、自営業者だけが対象なのか?
この辺りが良く分からない。


【貰える年金の減額と増額】

今65歳で貰える年金が基準の100%。
それより支給を前倒しにすると減額、遅らせれば増額というルールになっている。
国民年金納付期間も40年納付が基準の100%で、それ以上で増額、という制度なら問題ない。
5年間伸ばしたら今より増えますよ。ってことになる。
これなら、やりたい人だけやればよい制度ということになるし。

ただ、基準自体が40年→45年間に伸びることは回避したい。
(僕の杞憂なら良いが。)
政府はその辺りを、国民が納得できる様な説明責任を果たしてほしい。

「本制度は、一生現役で働きたくて、長寿命に自信がある方が行えるものです」


【年金の原資と根本的な話】

国民自体の人数が減り、就業人数(働いている人)もどんどん減っている。
様々な理由で国民年金保険料自体を払わず(払えず)免除している人も増えてきている。
逆に高齢化が進み、支給年数が増加傾向となっている。
こんな影響で減っている原資に追い打ちをかけるように、物価高による紙幣価値が低下する。
国もこの制度が破綻する前に何とかしたいと考えての提案だと思うが、即時出生率を増やし、即時就労人口を増やす(年金への入金力を高める)ことは困難。
長い目で考えていく必要があるよね。


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